ヨーガとの関係

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体外離脱を経験した後で出てくる様々な霊的な能力を考えると、やはりこの分野での王道であるヨーガについて触れざるを得ないでしょう。ヨーガの語源は「統合」・「つながる」という意味です。何とつながるかといえば、「人間」と「神なる存在」とがつながるということです。詳しくいえば、精神統一をおこなうことで、自己の魂(アートマン)宇宙の真理(ブラフマン)が一つになることがヨーガなのです。

ヨーガの何たるかは「ヨーガスートラ」(紀元前2-4世紀)という有名な書物に詳しく書かれています。しかしこの本では具体的な修行法や瞑想方法などはあまり詳しく書かれていませんので、さまざまな解説本が出ているようです。もともとヨーガの具体的な修行法は文章で教えるものではなく、先生から直接、秘儀を伝授されていくというものだったのです。またヨーガ起源は、はっきりとはしませんが、紀元前(25世紀)のインダス文明にもその痕跡が見られるようです。古代インド哲学の集大成といわれる「ウパニシャッド」(紀元前4-8世紀)でもヨーガの行法が記述されています。ヨーガは仏教やチベット密教などに他の宗教にも多大な影響を与えています。あの有名な釈迦も、ヨーガの修行者でした。

私は体外離脱を経験した後で様々な霊的な能力が出てきたのでこの方面にはとても興味があり、沢山の精神世界の文献を読んでみました。当然ヨーガも実践して試してみました。クンバカなどの調息法(プラーナヤーマ)を行うと、非常に体外離脱の頻度が増えたので、確かにヨーガの修行法は効果があるとおもいます。ただし修行法のテクニックのみに走ると、肝心の心の鍛錬がおろそかになってしまい。体外離脱後にあまり良い世界に行かないという困ったことも経験しました。体外離脱の後に行く世界は自分の心を反映する世界ですので、自分の心の浄化が非常に大事なのです。

ヨーガに関しては日本では成瀬雅春さんが第一人者でしょう。成瀬さんの本は沢山出ており、ヨーガを実践勉強したいと思われる方は是非成瀬さんの本を読んでみたらどうでしょうか?東京の道場でヨーガの練習法も教えておられます。

ヨーガの種類は沢山ありますので一応紹介しておきましょう。

ハタ・ヨーガ

日本でも一番よく知られていますが、いろいろなポーズをとって、宇宙に満ちたプラーナのエネルギーを吸収し、細胞を活性化するものです。日本人には何か美容法や体操と同じような感覚でとらえられています。わたしもこのヨーガの体操は、あまり瞑想とは関係がないものと考えており、軽視していましたが、深い瞑想状態を得るには実は肉体細胞のコンディションがとても大事だということが判ってきたので、体操のようなポーズをとることも大事な練習であることを再確認いたしました。現代医学によってもストレッチの重要性はだんだんと理解されてきています。筋肉のストレッチにより、筋肉の細胞の血液の流れ(プラーナの流れ)がよくなり、細胞の活性化に役立つことがわかっています。

マントラ・ヨーガ

日本人にも馴染みがありますが、マントラを唱えることで、精神を統一し解脱を目指すものです。今でもチベット密教の僧院などで多くの僧侶達がこのようなマントラを唱え続け瞑想を行っている様子がTVや映画でよく見られます。日本では般若心経や空海の求聞持聡明法などのマントラを唱える行法が有名です。この音であるマントラと瞑想とが密接な関係にあることは私自身も身にしみて感じています。昔と違い今ではマントラを唱えることより、音楽やヘミシンク音などをCDで聞くほうがより手軽で効果があると思います。私が体外離脱ができたのも実を言うと、この音を瞑想に取り入れた方法を採用していたからだと思います。自分で自己誘導瞑想のテープを作って、それにバッハなどのバロック音楽をBGMとして入れて、それを100回以上は聞いたと思います。もともとこれは第三の目を開発する練習法(第三の目獲得法:学研)でしたが、期せずして体外離脱が起こってしまいました。米国のモンロー研究所ではさらに進んだ瞑想用のサウンドを開発しておりそれはへミシンク(R)(MEMISYNC)音として知られています。

クンダリニー・ヨーガ

クンダリニー・ヨーガの詳しい修行法に関しては成瀬さんの本を読んでいただくことをお勧めします。クンバカなどを用いる調気法(プラーナヤーマという)などが紹介されています。またクンダリーニヨーガに関しては「火の呼吸とクンダリーニ・ヨーガ」もお勧めです。クンダリーニヨーガは私も試してみましたが、呼吸法(調気法)に関していれば非常に優れたものですので体外離脱を志している方は一度練習しておくことをお勧めします。ただ私の場合は身体が硬く結局、蓮華座などのポーズがとれずじまいでした。またこの調気法によって体外離脱のパワーは高まるのですが体外離脱の後に行く世界は自分の心を反映する世界ですので、自分の心・想念の浄化に勤めることも忘れないでください。

ラージャ・ヨーガ(王者のヨーガ)

心の動きを観察・制御すること(瞑想)で、神なる意識に到達しようとするもの。心の働きをしっかり見ていこうというもの。僧院の僧侶が行っている典型的なヨーガだそうです。

カルマ・ヨーガ

献身・奉仕の行為を通して、利己心・エゴを克服して解脱へと向かおうとするもの。

バクティーヨーガ

神や他の存在への愛をとおして解脱へと向かおうとするもの。

ヨーガ関連のサイトのご紹介

成瀬ヨーガグループ
http://www.naruse-yoga.com/

火の呼吸とクンダリーニ・ヨーガ
http://www.kundalini.jp/

北巳零総合研究所
http://home.att.ne.jp/green/nirvana/bhakti.htm  

日本ヨーガ光麗会

http://www.yoga-korei.org/