知られざる超人たち
体外離脱に関する霊的能力を紹介する場合は、やはり、その卓越した能力を持っている「大師」と呼ばれ、ヒマラヤ・インドなどの秘境の地に住んでいる偉大な能力者を挙げなければなりません。私自身が彼らに実際にあったわけではありませんが、彼らに関する書物は日本でも入手することが出来ます。特にお勧めの書物は、霞ヶ関書房の解脱の真理（マクドナルド・ベイン）、同じく霞ヶ関書房の「ヒマラヤ聖者の生活探求全5巻」（ベアード T.スポールディング ：仲里誠吉訳）などがあります。インドのヨギ関連では、「あるヨギの自叙伝」パラマハンサ・ヨガナンダ (著)、星雲社の「ババジと18人のシッダ」（マーシャル・ゴーヴィンダン）などが有名です。
彼らの特徴としては、変性自我（エゴ）からくるさまざまな物質的な囚われから開放され、神あるいは真我を物質（肉体）レベルで体現していることです。「解脱の真理」（M・マクドナルドベイン）の言葉を借りれば「すべての存在物がひとつの大生命であるということを悟り、自分自身を解放したもの」だということです。
彼らは数々の驚くべき能力を持っています。テレパシーや霊体旅行（体外離脱）、ヒーリングはよく知られたものですが、変わったものとしては、トゥオンモ（自然力や寒暑をコントロールする術）、ルンゴムパ（深い恍惚状態に入ったまま長距離を高速走行する術）、空中浮揚、物質化現象などがあります。これらの術は体外離脱のレベルと比べて大分上のレベルです。私も確信を持っていうことは出来ませんが、これらの能力を実際に見たと言うひとは昔からいますし、十分にありうる事だと思っています。